14怪談

ドン!

「〜〜〜〜!」

地面に背中から衝突する。呼吸が出来ない程の鈍痛が走り、声にならない悲鳴をあげてしまったが、どうやらぶじ脱出出来たようだ。


「おんぎゃあおんぎゃあ」


赤ん坊も空気を読んだのか、元気な泣き声を夜空に打ち上げた。



僕が落ちたのは幸運にも芝生の庭で、衝撃で少しへこんでいた。

これが、コンクリートかアスファルトであれば、無事では済まなかっただろう。


庭の外壁によたよたと体重を預けると、目の前に直子が現れた。