14怪談

「貴方の体の状態を回復させました。でも退路を断たれてピンチであることは変わりません。成田公平君成田公平君、早く。早くこのピンチを乗り越えて、人間のすごさを見せてください」

彼女はやはりケタケタ笑っていた。





まったく・・・・。

この女は。

彼女は片目は潰れ、もう片方の瞳には黒目がない。
舌はほとんどなく、上の唇と下の唇はホッチキスで、とめられている。



でも・・・・。








良い女だ。


ここまでお膳立てしてくれるんだ。

見せてやるよ、人間って奴をよ。