14怪談

降りしきる火の粉をかぎ分けながら、すぐに赤ん坊を抱き上げて階段に向かう。



しかし階段は先程駆け降りたせいで崩れ落ち、下ることは不可能な状態であった。


「くっ・・・駄目か」


火の手は着実に強まり、煙が家中に立ち込め、視界はほとんど見えないに等しかった。