彼女の腕をつかんだまま、下りの階段も駆け下りて騒ぎになっている火事の現場に、一心不乱に走っていった。
野次馬は火の強さに茫然と立ち尽くし、燃え盛る家の前で泣き叫びながら助けを募る男女を遠巻きからただただ眺めていた。
僕が駆けより大丈夫ですかと声を掛けると女性の方がすがりつくように言った。
「お願いします! 助けてください!! 中にはまだ私たちの赤ちゃんがいるんです」
涙をとめどなく流す女性と男性は家の持ち主であり、夫婦だった。
ところどころ火傷を負っているようだが、命に別状はなさそうだ。
野次馬は火の強さに茫然と立ち尽くし、燃え盛る家の前で泣き叫びながら助けを募る男女を遠巻きからただただ眺めていた。
僕が駆けより大丈夫ですかと声を掛けると女性の方がすがりつくように言った。
「お願いします! 助けてください!! 中にはまだ私たちの赤ちゃんがいるんです」
涙をとめどなく流す女性と男性は家の持ち主であり、夫婦だった。
ところどころ火傷を負っているようだが、命に別状はなさそうだ。


