妖精たちは
旅に出た

地の底に
ずっと眠り続けている
クリスタルの
種を探しに

西へ東へ
南へ北へ

眠る時を惜しんで
地から、海から、
空の果てまで
飛び回った

遥か昔から
伝えられてきた
言葉を信じて

『彼の地をもう一度
蘇らせようと
強く願う時
水晶の花を
咲かせようぞ』

でも
その種が
何処にあるのか
誰も知らない。