その喋り方がなんだか色っぽくて、 耳にかかるアイツの吐息がなんだか熱くて、 あたしはますます顔を紅潮させた。 「言っただろ?? お前を惚れさせるって。」 そう言いながらも、解放されるあたしの腕。 何も、言い返せなかった。 アイツに、触れられた所が熱い。 胸がやけにうるさいのを感じる。 なにやってんだろ、あたし。 今は先輩といるのに…。 アイツなんかにドキドキして、 最低だ。