『ちょっとやめてよ!!!』 ジタバタとあたしはアイツの胸の中で暴れた。 こんな家の前で抱き合ってたら誰かに見られるかもしれないじゃない!!! それに、 あたしは先輩の彼女なんだから。 『放してよ!!』 「うるさい。」 『んっ。』 急に唇を押し付けられた。 コイツ…、 なんちゅう黙らせ方してんのよ!! パッシーン。 威勢のいい音がなる。 この音の犯人はあたし。 アイツの頬に思いっきりビンタをくらわせてやった。