そう、あたしたちはあの後付き合うことになった。 ちゃんと言ったんだ。 あたしも先輩のこと大好きです。って…。 『話はそれだけ?? あたしシャワー浴びたいから。 もう帰る。』 こうして再びドアノブに手をかけようとした。 その時だった。 「終わりじゃねえよ。」 ふわっと、軽やかに床を蹴る音がした。 気づいたら、アイツの力強い腕がそこにあって…。 あたしはアイツの胸の中にいた。