「あのねぇ、舞ちゃんったら、陵くんのこと自己チューとか言うんだよ~。 陵くんがそんな人なわけないじゃんねぇ。」 ちょっ、なんてこと言うんですかっ。 そんなこと言ったのがバレたら、あたしっ…!! 「へぇー。上園さん、そんなこと言ってたんだ。」 額から、冷たい汗が流れるのを感じた。 恐る恐るアイツの顔を見る。 ぱち。 アイツと、視線が合わさった。 なんか口パクで言ってるしっ。 なになに?? お・ぼ・え・て・ろ・よ?? って、えぇー!?