ちなみに、あたしとアイツの席は隣で、授業中にコショコショ話するには丁度いい距離。
席替えをした時、
家も隣で、席も隣。
神様の嫌がらせかと思ったし、
自分のくじ運を恨んだ記憶がある。
「…別に。お前、そんなに直也先輩のことスキなんだなぁって思って。」
その言い方には、
恋が叶わないからって妄想するあたしに対しての、哀れみの気持ちが含まれてるように聞こえる。
そして、可哀想なものを見るようなアイツの目。
ふうっんだ。
どうせあたしはイタい子ですよー。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…