ちなみに、あたしとアイツの席は隣で、授業中にコショコショ話するには丁度いい距離。


席替えをした時、

家も隣で、席も隣。


神様の嫌がらせかと思ったし、
自分のくじ運を恨んだ記憶がある。




「…別に。お前、そんなに直也先輩のことスキなんだなぁって思って。」


その言い方には、

恋が叶わないからって妄想するあたしに対しての、哀れみの気持ちが含まれてるように聞こえる。


そして、可哀想なものを見るようなアイツの目。


ふうっんだ。

どうせあたしはイタい子ですよー。