『ちょっ…』 何すんのよっ!! そう言いかけた時、アイツに口元を手で覆われた。 これじゃ、喋れないし!! つうか苦しいから!! 『もごもご…。』 「ったく油断の隙もありゃしねぇ。」 アイツはあたしにしか聞こえない声で呟いた。 そして周りをキョロキョロと確認にした後、あたしの口を解放する。 …ぷはぁっ。 死ぬかと思った…。