あまのじゃくBaby★



花火がドンドンと咲き誇る音が聞こえる。


それと対照的に、あたしとアイツの間には静寂とした空気が流れていた。



緊張して、ドキドキする今の瞬間。


けど、不思議とこの緊張感は嫌じゃなかった。




「当たり前。」



アイツが得意気な笑顔で笑う。



本当に…

アイツの言うとおりだ。



あたしたち2人が一緒にいて、

一緒に時を過ごす。


これは生まれた時からの必然で、

当たり前のことなんだ。



あたしたちは2人で歩いていく、運命だから。