花火がドンドンと咲き誇る音が聞こえる。 それと対照的に、あたしとアイツの間には静寂とした空気が流れていた。 緊張して、ドキドキする今の瞬間。 けど、不思議とこの緊張感は嫌じゃなかった。 「当たり前。」 アイツが得意気な笑顔で笑う。 本当に… アイツの言うとおりだ。 あたしたち2人が一緒にいて、 一緒に時を過ごす。 これは生まれた時からの必然で、 当たり前のことなんだ。 あたしたちは2人で歩いていく、運命だから。