「…今年は、花火見れたな。」 『そうだね…。』 そう言った瞬間、ドドーンと花火が打ちあがった。 まぶしく、きれいに。 いろんな色の花を咲かせる。 「これで一生、一緒だな。」 『…そうだね。』 普段はジンクスなんて信じないあたし。 だけど、今は信じてみたかった。 アイツとの未来を、信じたかったんだ。 『ねぇ、陵。』 「ん??」 『陵は今。幸せ??』