アイツが目の前にきた途端。 アイツの目があまりにも優しいから。 あたしの中の何かが破裂した。 『馬鹿!!!!』 「は??」 『来るのが遅いよ!!』 アイツは決して悪くないのに。 むしろ助けにきてくれたのに。 八つ当たりされるアイツ。 アイツには申し訳ないとは思うけど… あたしの感情は止まんない。 『陵がもっと早くきてくれたら、殴られなかったのに!!』 「……。」 『陵のこと待ってたのに!!』