「何??」 あたしの視線に気づいたアイツは、あたしの顔を覗きこんできた。 「あ、やっぱり抱きしめててもらいたかったとか??」 『違うし!!』 あまりにも自意識な発言に、あたしは声を尖らせる。 どうしたら、そんな思考に辿りつくわけ?? 「まぁ仕方ないか。 舞はツンデレだし。」 いつだか言われたセリフを吐きながら、アイツはまたあたしを引き寄せた。