「お前は勘違いしてるようだけど…。」 『は??』 「俺、キスを誰とだってできるわけじゃねぇから。」 あたしは意味がわからず、アイツをじっと見つめた。 「後は自分で考えろ!!」 「ばーか」と捨てぜりふを吐くと、アイツはまた歩きだした。 一方あたしは、アイツの言いたいことが、全然わからなくって。 時を忘れて、ただただその場に立ち尽くしていた。