あぁ、勝手にさせてもらうわよ!! あたしは心のなかでタンカを切った。 絶対にセンパイとくっついて、アイツを見下してやるんだから!! 「じゃ、俺。先行かせてもらうんで。」 勝手に行けよ、バーカ。 そんな風に心のなかで悪態をついてみる。 つうか、行かせてもらうもなにも、 あたしはアイツと一緒に行くことなんて望んでないし。 勝手にアイツがくっついてきたんだし。 むしろ早くどこかへ行ってほしい。