『学校の近くで手をつなぐの禁止!』 太陽が高い、真夏の空。 そんな空のした、あたしたちは今日も仲良く(?)登校中。 「別に手をつなぐぐらいよくね??」 最近、日課になりつつある口喧嘩。 まぁ、アイツ曰わく、あたしが一方的に怒ってるだけらしいけど。 そんなのあたしが知ったこっちゃない。 『よくない!』 あたしは声を張り上げた。 『ただでさえ陵は目立つんだから! あたしと手なんて繋いだら、余計目立つでしょうが!!』