「真面目に帰るわ。」 そうこうしている間に、アイツは離れていってしまう。 そして、「じゃあな」って一言言うと、背を向けてしまった。 ラスト、チャンスだ。 今言わないと、今日はもう言えなくなってしまう。 あたしはぐっと手を握った。 『あたしもっ!』 それだけ言うと、あたしはダッシュで家に逃げこんだ。 やばい。 顔が熱い。 恥ずかしくて『好き』って言葉は言えなかったけど…。 アイツのことなら、あたしの考えてることぐらいわかるでしょ (↑そんなアホな)