『…なんでいるのよ。』 喫茶店を出たら、いつだかと同じように、アイツがいた。 「…来ちゃ悪い??」 『別に。勝手にすれば。』 バカなあたし。 本当はすっごく嬉しいのに。 素直に言えたらいいのに。 ツンツンした言葉しか返せない。 「…ったく、可愛くねぇな。」 『なっ!!!!』 …知ってる。 そんなのあたしが、一番わかってるつもり。 気にしてることを言われると、結構グサッとくるんだなぁ、 なんて冷静に思ったりした。