あまのじゃくBaby★


『ごめんなさいっ。

あっ、あたしはレモンティーで!』


動揺を隠すように、必死に冷静につくろった。


でも、今考えると思う。


全然、隠せてない…。



「…舞ちゃん。」

『はい??』

「今日、なんだか変だよ。」



先輩と視線が絡まる。


『そんなことないですよー』って笑い飛ばせばよかったのに。


先輩の真剣な瞳が、それを許してくれなかった。



「アイツのこと考えてた??」

『え??』