「恋は全ての人が叶うわけじゃないんだから。」 『そーかもしれないけど!!』 「つうか、お前だって俺を傷つけたんだからな??」 …う。 確かにそうだ。 恋とかよく知らなかったあたしは、アイツの気持ちなんて知らずに、平気で暴言を吐いていた気がする。 「バカ」とか「変態」とか。 ひどい時は「だいっきらい」とか。 …今、思い返すとひどい。 そんな自分自身の行動に、あたしは苦笑いを浮かべることしかできなかった。