…………。 …。 あれ?? 痛くない?? 恐る恐る目を開けたら、なんだか目の前には白いものが広がっていた。 …何、これ?? 疑問に思って顔を上にあげる。 そこには…、 『…陵。』 紛れもない、アイツの姿。 目の前にいるアイツは、めんどくさそうにしながらも、あたしを支えてくれてる。 「ったく、危なかっしいな。」 周りに言葉遣いがバレないように小声で言うアイツが、 全然変わってなくて。 …思わず泣きそうになった。