「…舞ちゃん??」 ハッと我に返る。 気づいたら先輩は少し前の方にいて。 あたしはいつの間にか考え事をしてたらしく、その場に立ち止まって、繋がれていた手は離れていた。 いっけない。 せっかく先輩が近くにいるのに…。 しかも、アイツと先輩を比べてたなんて…。 失礼すぎる!! 『ごめんなさい!!』 慌てて先輩の方に駆け寄る。 ゴンっ!! その時、鈍い音が響き渡った。 あぁ、あたし誰かとぶつかっちゃったんだ。 そう思った時にはもう手遅れで。 あたしの視界は大きく揺れていた。