…知らなかったよ。


終わりって、こんなにあっけないものなんだね。



『別にいいもん。』


誰にもきこえないぐらいの声でつぶやいた。



あたしには先輩がいるもん。


学園祭は先輩と思いっきりたのしんでやるんだから!!


アイツを後悔させてやる!!



あたしは1人で意気込むと、もう一度机に伏せたのだった。