…なんていうか。 疲れた。 何も考えたくない。 あたし、軽く鬱かも。 そんな風に思って、机に伏せようとした時、 どこからか甘い声が聞こえてきた。 「えーじゃあ、今年はあたしと文化祭回ろおよ~」 ドキン。 胸に緊張が走った。 なんだろ、この緊張感。 アイツの答え、 聞きたいけど聞きたくない…! 「いいよ。」 頭が割れる感じがした。 「丁度相手がいなくて困っていたんだ。 僕でいいんだったら、喜んで回るよ。」