あまのじゃくBaby★



アイツなんて、もう知らない。


ちょっとでも、アイツとの「習慣」をなくしたくないと思ったあたしが馬鹿だった。



悔しいけど、あたしは思ったよ。


もうアイツと学園祭を回れないのは淋しいな、って。


なのに、アイツは、

陵は、

何も思わないんだね。



「舞ちゃん…。」

『詳しくはメールするんで、今は先輩は自分の教室に戻ってください。』

「でも…。」

『戻ってください!!』



先輩に、どこかへ行ってほしかった。


じゃないと、先輩にあたってしまいそうだったから。