呼吸が止まる。 思わず目を見開いた。 あたしを待ち構えていたのは… 「あんたが上園さん?? ちょっと体育館裏まで着いてきてくれない??」 髪の毛は金髪。 制服は違反だらけ。 …三年生のギャルの集団だった。 あたしはどうしたらいいのかわからず、ただただ首を縦に振ることしかできなかった。