「…よぉ。」 朝の登下校時間。 いつものように、家の前にアイツがいた。 『……。』 「……。」 2人とも沈黙を保ちながら、学校へ行く道を進む。 そんな沈黙も、あたし的には全然嫌じゃなくて…。 むしろ居心地がいいものだった。 「…あのさぁ。」 『ん??』 「何、泣きそうな顔してるわけ??」 嘘…!! あたし、そんな顔してる!?