「わかりました。」 『え??』 「2人の邪魔しちゃ悪いんで…。 俺は1人で帰ります。」 そうアイツは王子様スマイルを振りまくと、先を歩いてしまった。 『ちょっ』 思わず、「ちょっと待って」って言いそうになった。 思わず、手を伸ばしてしまった。 …その手を、慌てて引っ込める。 あたし、何やってるんだろ。 今あたし、アイツを引き止めようとした…?? 自分自身がよくわからない。 わからないけど…。