カレンはもうすぐ離れ離れになる。だから極力、僕に頼らないようにしていたのです。 僕は一緒の高校に行こうよと言いました。 カレンは、僕に迷惑がかかるからと、首を横にふりました。 彼女にとって腕のないことは、やはりコンプレックスだったのです。