憂鬱girl-stage③-


何だか照れくさくてふぇっと頬の筋肉が緩んだ瞬間、


ガチャッ


不意に開いた扉、


「あ…」


思わず声が漏れた。


少し雨に濡れた髪が濃いブラウンに。同系色のスッとした眉、冷めた淡い色の瞳が僅かに細まる。


急に鼓動が全速力で駆け出して、目の前の人から目が離せない。たった一週間見なかっただけなのに、泣き出したいなんて、



「秋っ…「何してんだ?」





ふぇっ!?




あたしの彼の名を呼ぶ声は、その不機嫌過ぎる低い声に潰される。