このまま雨でぬかるんだ玄関にダイブ!…かと思った瞬間、 「…っとに」 うぐぇっ、 「これで貸し2、ね」 猫のように首元の制服を春兄に掴まれ、無事生還。 「あ、ありが…」 あれ? 春兄って睫毛長っ 鼻高っ ってか、近っ いつの間にか、春兄の手の中で抱きかかえられたあたし。いや、なんか、春兄とこんなに至近距離にいるの何年振りだろ、とか。 「あれ、あの、」 なんか恥ずかしいです、 「立てないでしょ?今ので腰やられて。」 笑う春兄。 確かに腰がジンジンする。何でもお見通しですね春兄は。