若い頃って、肉体的にも健康で不安も少ないですから、すごく「身体」というものに対して関心が薄い、無頓着になるんですよね。



自意識に目覚めて心は、精神はすごく敏感になっているのに身体というものには存在感を感じない。ひじょうにバランスの悪い時期ですね。



だから「自分が他人に傷つけられた」って思いやすくなる。とくに心が突出して敏感になってしまっているから。
自分ではなく他人の心ばかりを気にしているなと思っても、それは「他人の心を気にして守ろうとしているのは自分の心」であって、自分の心が傷つきたくないから、相手の心に敏感なんです。相手の気持ちを真に察するというのもなかなかむずかしいものです。



そして身体というものに無頓着だから、自分や他人の身体を傷つけてしまいやすいです。



身体のしくみを知る、身体の大切さを知っていくのも、青春の時期には欠かせないことです。