声恋 〜せいれん〜





みんなが千明さんの方を見る。




「1000円」




はい?




一瞬意味がわからず、みんな黙ったままだ。




「こんどからすずをほめたやつは、罰金として1000円いただく。いいわね」




そう言ってゆっくりとみんなの顔を見ていく千明さん。最後にわたしの顔を見る。その目は、とても冷たかった。




何も言えなくなって固まったまま、みな黙りこむ。




食堂内のうるささが、やたらはっきりとわたしの耳に届いた。