声恋 〜せいれん〜





「おーい、もうこっちの準備はできたぞ」




「はーい、今もってきまーす」




今夜はお庭のたき火でバーベキュー。わたしは野菜などを切って持っていく。なんかけっきょく、わたしがつくってるような。でもむ こうで蓮也さんが火の様子を見てくれてる。




「あれ、もうビール飲んじゃってるんですか~、早いですよ~」




「いいじゃん、まだワインあるんだからさぁ、陽菜もちょっと飲めよ」




「ダメですよ、まだお肉の下ごしらえしてるんですから。てか蓮也さん、すでに酔ってます?」




「メンバーと来たときは、こんなもんじゃないぜ。おっそろしくてあの場には陽菜はつれていけないなぁ~」




「もう、どうして男の人って男どうしで集まるとめちゃくちゃに騒いじゃうんですかね。はい、もうすぐ準備できますからちゃんと火を見ててくださいね~」




「なんだ、またいっちゃうのか、はやくこっち座れよ」




のばしてくる手をスルリとかわして、ベーって舌を出す。もう、なんか子どもみたいですよ、蓮也さん。かわいいけど。




なーんかでも、奥さんになったような気分? ふふっ、きっと蓮也さんと結婚したらこんなふうにじゃれあえちゃうんだろうなぁ…えへへ。