「桜木さん…きみ…声優好きなの…? ゲームが好きなのも、もしかして声優になりたいから、とか…?」 予想に反して、優一くんからは熱く願いのこもったなまなざしを向けられた。 「え…」 声優に、なる…? そう…なのかな? わたしのぼんやりした視線の先に、川向こうの桜がやさしく笑ってるように見えた。