しばらく会話がなくなった。 何を話せばいいのかわからなかったから 「…どうしたの?その傷…」 まだうっすらと血がにじんでいる手を百合は指を指して聞いた 「…。」 何も言えなかった こけたっていうには 酷すぎる怪我だったから でも、 百合はいじめが原因で自殺したわけだし… 「…ねえ。百合…飛びおりたとき、…どうだった?」 いつの間にか 口がそう言っていた 言ってすぐ、後悔した。 辛いはずの記憶を戻してしまったから…