「華楠お姉ちゃんはお洒落好きじゃないの?」

『…うーん、どうでしょう。
少し興味がなくて。』

「勿体ないなー、細いのに!」


華楠に可愛らしい満面の笑顔を見せ、もう警戒心もなく姉と話すように楽しそうに話す未来。
華楠も未来が可愛く、妹のように見えて仲良くなっていった。

と、そこに…



「いやー、待たせた!」

「お兄ちゃん!
遅いよー!」

「おぉっ!?
未来が元気だ!」


海が入ってきて、元気な未来にぎゅーっと抱き付いた。


「可愛いなぁ未来ーっ!
久しぶりにそんな笑顔見たよ!」

「もーっ、離してよー!
華楠お姉ちゃんとお話するの!」

「華楠、お姉ちゃん?」


海は腕の中で暴れる未来を離し、華楠の方を向いた。
華楠は目が合った気がしたのでとりあえず頭を下げた。



「…結城ちゃんのおかげか!」