服は上がり、白くて細い、くびれのある腹が見え、長いスカートは捲れ上がり、太もものギリギリまで曝け出されている。



「これであの子みたいに顔が良かったらな…。」


駅で見た女を思い出し、ぽそりと呟いた海。
じっ…と顔を見ていると、輪郭、鼻、眉、唇のパーツは綺麗で、バランスも良い。



「髪型と眼鏡代えたら、かわるんじゃね…?
あ、目が細かったら意味ねぇか…。」


興味本位で華楠の頭の傍にしゃがみ、人差し指でスルッと頬を撫でる海。
きめ細けぇ…と呟きながら眼鏡に手をかけ、額までずらした。



「っ!
……か…可愛い…?」


目は瞑っているのでわからないが、トータルで見ると可愛い。
そして、目がいったのは少し開いている唇。
海は眼鏡を額のうえで押さえたまま目を細め、頬を朱に染め、誘われるように顔を近付けていく。



後数センチ…というところで


「変態。」

「ーっ!?」


ガタガタッ、ガシャンッ