「五人目は逞しく、思わず抱かれたくなるほど妖艶な体付きをした不良系男子、
charm☆body、翔。」

『…どうかしました?』


あまりにも由香が嫌そうな顔をしているのが気になったのか、華楠が覗き込むように聞く。



「…アイツは嫌いなのよ。
本当に不良で嫌な噂ばっか。
落ちてた鞄拾ってやったら〈…触んな。〉だよ!?
あり得ない!!!」


ムキーッと怒りだす由香。
華楠は『失礼な人なんだねぇ…。うっ、怖い…。』と肩を震わせた。



「で、五人合わせてcharm☆five!
この学園のアイドル的存在の三年!」

『アイドル…!
なんだがスゴいんですね…。』


ほぉ、と感心する華楠。
由香はそこで!と華楠に向き直った。



「誰が気になる!?
気になる人がいたらファンクラブにも入りなよ!」

『ふぁっ、ファンクラブ…!?』