魅惑★ladyの作り方




「そして最後は侠気の豪気!
雑用の球磨川 悠希(クマガワ ハルキ)」

「球磨川です、一ヶ月よろしくお願いします、先輩方!
女の子のいる学校生活なんて久しぶりだからか、緊張してます!」


大きく口を開けて人懐っこく笑う悠希。
茶色の短髪で背も高く体格もよく、見るからにスポーツ少年。


「よろしくな!」


くるっと華楠の方に向きをかえ、ニカッと歯を出して笑った。
華楠はビクッと驚いて、小さく頭を下げた。


「うん、社交的ないい子達だね!
お互い仲良くするんだよ、帝くんたちは先輩だし、色々気にかけてあげてね」

「もちろんです。
年齢なんて気にしないで何でも聞いてね?」

「お世話になります」


帝と真一が握手をかわす。
理事長はうん、と頷きパンッと手を叩いた。


「では、解散!」



そういった瞬間―…



「かなんー!」

『ひゃあっ!?』


湊斗が華楠の胸をわしづかんだ。