『charm☆fiveと呼ばれる特殊な五人組がいまして』
「charm☆fiveは顔!財閥!学力に体力!何をとってもこの学園で飛び抜けた五人組で大人気なの!
そして特殊で素晴らしい個性がある!」
拳を握り熱弁する由香。
華楠はあまりcharm☆fiveには詳しくないので甘んじてそれを受け入れ、由香は華楠に説明したときと同じように熱くcharm☆fiveについて語った。
(P24〜参照)
「あはは、皆かっこいいのに顔が良いなんて言われると、恥ずかしいね」
「目が有名なのに目を見せないってのも良くないのかなー」
「…」
「…」
「…どうも」
自分の前の二人が無言だったためか、気まずくなった翔が小さく呟く。
華楠はそれににこりと微笑み、三ノ輪生徒会の方に向き直る。
…やっぱりみんな大きい。
「今度は三ノ輪生徒会ですね、私が紹介します!
幼なじみだし、イケメンリサーチもばっちりだから今の学園での呼ばれ方も知ってるから!」
『呼ばれ方?』
「そう、この五人もあっちの学園では生徒会として以上に色々と持て囃されてるみたいなの、男にだけど」
ぷくく、と笑う由香がこの場で一番輝いてみえる。
理事長は楽しそうに生徒たちを見守っていた。

