あの時。
告白されたのだろうか。
兄貴を選べと言われたのだろうか。
奏来を前にすると心の余裕がなくなり、手が勝手に動いていた。
奏来の両肩を掴み、強く視線を絡める。
「奏来は…。奏来はどっち?オレ?兄貴?」
さっきまでこんな事聞くつもりなんてなかった。
でも聞かずにいれば、いつまでたってもオレと奏来の距離は変わらない。
だけど聞いてしまったら…。
聞いて「聖ちゃん」と答えが出てしまったら、その瞬間、目の前の奏来は消えてしまう。
聞いたくせに答えは聞きたくなくて。
オレは。
自分の唇を奏来の唇に重ねた。
柔らかく、次第に強く激しく。
奏来の熱い舌にオレを絡めて求める。
奏来を、奏来の心を求める。
押し倒すと、もう止まらなかった。
唇から首へ、胸まで唇を這わせると、ワンピを少しだけめくり小さな花びらのようなキスマークを1つつけた。
告白されたのだろうか。
兄貴を選べと言われたのだろうか。
奏来を前にすると心の余裕がなくなり、手が勝手に動いていた。
奏来の両肩を掴み、強く視線を絡める。
「奏来は…。奏来はどっち?オレ?兄貴?」
さっきまでこんな事聞くつもりなんてなかった。
でも聞かずにいれば、いつまでたってもオレと奏来の距離は変わらない。
だけど聞いてしまったら…。
聞いて「聖ちゃん」と答えが出てしまったら、その瞬間、目の前の奏来は消えてしまう。
聞いたくせに答えは聞きたくなくて。
オレは。
自分の唇を奏来の唇に重ねた。
柔らかく、次第に強く激しく。
奏来の熱い舌にオレを絡めて求める。
奏来を、奏来の心を求める。
押し倒すと、もう止まらなかった。
唇から首へ、胸まで唇を這わせると、ワンピを少しだけめくり小さな花びらのようなキスマークを1つつけた。


