目を覚ますと、何処かの工場なのか辺りがコンクリートの壁になっている。


「お目覚めかな?」


私が目を覚ましたのに気づくと男はニヤニヤして近づいてきた。


「………っ!?」


(声が出ない!)


「薬がちゃんと効いてるみたいだな。」


そう言って男は私の頬に触った。


殴り倒したいが、体が麻痺をしていうことをきかない。


「男だったら、ボコボコに殴るんだが、これくらい上玉だとな~。」


男は、そう言ってポケットからカッターを出した。


「……!」


「ヤッパリ楽しまねえとな~。」


男は、いやらしく笑い私の制服を少しずつ切っていく。





(誰かっ!誰か助けて!!)