「今日は平田がいないようだな。ちょっと一緒に来てもらおうか。」


「触るなっ!」


「そんな態度で良いのかな?お友達が痛い目にあうよ?」


ハッとして雪乃の方を見ると、他の男に身動きがとれないように捕まっていて涙目だった。


「卑怯者!!」


「なんと言われても構わねえよ。さあついて来てもらおうか。」


こいつを殴り倒して、雪乃を助けるのは無理がある。


男は昨日より多く10人くらいいた。


「わかった…。雪乃は離せっ!ちゃんと行くから。」


「そっか、なら良いぜ。」


男がそう言うと、他の男は雪乃を離した。