「そっか。言っとくけど、これから毎日一緒に帰るからな。」

「はい?」


「今日だけ一緒に帰るわけねえだろ。」


「そうだと思ってたっちゃ…」

「お前んちて此処か?」


要と話をしているうちに、自分のアパートの前まで来ていた。

「うん!此処。」


「そっか、じゃあ明日な。」


そう言うと要はスタスタと帰って行った。


(あれっ?)


要が居なくなると寂しいと思った。


(気のせいだよね…)