「は~は~。やっと治まった。お前マジあり得なすぎだし。」

「何でっちゃ?」


「褒めてんだよ。それより、帰るぞ。」


『褒める』何故褒められるのかわからず首を傾げながら私は要と帰った。


さっきは、一緒に居るのも嫌だったのに今は不思議と嫌じゃない。


(何でだろう?)


私が首を傾げていると、要がそれに気づいて顔を覗き込んできた。


「どうした?」


「何でもないっちゃ!」