「やっぱり木は良いっちゃ!落ち着くな~。」


しばらくすると、木の下の方から声がして俺は目を覚ました。

(誰だよ?人が寝てる時に…てか『ちゃ』って何だ?)


下から聞こえるなまった言葉に首を傾げながら、下を見ると女が1人いた。


葉が邪魔をしてちゃんとは見えなかった。


「誰か居るのか?」


俺がそう聞くと、女は驚いたようで木から転げ落ちた。