「ねぇ、要ぇ~。今日、一緒にカラオケ行こうよ~。」


休み時間になると俺の周りには女達が集まってくる。


「うっせぇな!どっか行ってろ!!」


(香水の匂いが強くて気持ち悪いんだよ!!)


俺がそう言うと女達は、「キャ~。」と声を出しながら逃げて行った。


「要、女子にはもっと優しく接さなきゃ。」


「お前も、どっか行ってろよ。徹…」


「酷い、それが幼なじみに対する言葉?」


目を潤ませ徹は俺を見つめた。